将来の不確実性はありますが、残高も減っていることですし、売却すればローンの残債は返済できるレベルでしたから、金利を払いながら返済スピードを変えないで、毎月のキャッシュフローを大きくしていくのは、必ずしも不合理ではないと考えたわけです。
借入はなるべく低い金利でというのは鉄則ですが、なるべく長く借りるというのは忘れがちな視点です。一見すると、「返済期間が長い」=「負担が継続する」とネガティブに捉えがちですが、必ずしもそうとは限りません。毎月のキャッシュフローが増えると、それを元手に次の投資にトライできる可能性が高まったり、思いもしない修繕が発生した場合も、余裕を持って対処できます。
このような観点で進めることも大事です。もちろん、返済期間を短くした方が中長期的にメリットを見いだせるのなら、そちらを選んでも構いません。また、繰り上げ返済をする場合は、金融機関によって所定の手数料がかかることもあります。総合的に見て、もっともメリットのある方法を選ぶことです。