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The Style Concierge

ホテルプログラム&高付加価値カード 1/3回

ブラック・プレミアムクラスを中心に、ポイ探の菊地崇仁氏が、クレジットカードの隠された使い方や機能を探っていく本企画。プライベートやビジネスに何かと身近な存在だからこそ、本当の価値を知り、使いこなしていただきたいというのが目的だ。

11月のトピックは「ホテルプログラム」。ワールドワイドに展開するホテルグループの顧客特典を紹介するとともに、ホルダーになることで上級資格が付帯される高付加価値のクレジットカードの組み合わせを紹介しよう。

HOTEL

エンリッチ読者の皆さま、ポイ探の菊地崇仁です。10月は、「エアライン・アライアンス(航空連合)」をテーマに、各アライアンスの概要・特徴や、相性の良いクレジットカードを取り上げました。利用が多い航空会社とエアライン・アライアンスを知っておくことで、より快適な空の旅が手に入るというわけです。

宿泊・滞在実績に応じて
ホテルサービスがグレードアップ

そして今月は、同じくビジネス・プライベートに関わらず利用する、ホテルの会員ポイントプログラム「ホテルプログラム」について掘り下げます。

そもそも、ホテルプログラムは海外のホテルチェーンが始めたサービスで、ようは常連宿泊者向けサービスの一環。顧客の囲い込みを目的に始められました。ひとつのホテルチェーンが提供することでもあれば、ワールドワイドに展開するホテルグループが提供するなど、プログラムの規模は多岐に渡ります。それこそ日本でも、メジャーなビジネスホテルチェーンのプログラムもあれば、海外にも展開するシティ・リゾート系ホテルによるものなど、ラインナップを挙げればキリがありません。基本的には無料で登録することができ、会員にはカードが発行されます。

プログラムの内容も様々です。単純に宿泊回数に応じて、一定に達すれば割引・無料宿泊特典が付与されることもあれば、ポイントが付与され同じく割引などに使えるサービスであったり、会員種別にグレードを儲けて、宿泊・滞在数などに応じて会員グレードがアップ、上級会員になればなるほど手厚い特典が付与されるというサービスも見受けられます。こういった仕組みは、エアラインのマイルプログラムに似ているかもしれません。この場合、上級会員専用ラウンジの利用、優先搭乗、手荷物許容範囲の緩和などでしたが、ホテルプログラムでは、部屋のアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、無料宿泊券や朝食券との交換が、主な特典になります。

HOTEL CHECK OUT

また、ホテルプログラムと連携したクレジットカードも用意されていて、最大の特徴は、カードホルダーになることで上級会員資格が付与されるということです。本来であれば、宿泊・滞在回数や付与されるポイント数で決まるステイタスが、カード会員になれば自動的に得られるので、労力やコストの面でメリットが際立ちます。カード自体の年会費もリーズナブルなことが多く、サブカードとして持っておいても負担になりません。むしろ、頻繁に使うホテルグループがあれば、提携カードも併せて作っておくと良いでしょう。

 
ーー大手ホテルチェーン・グループがマーケティングの目的で提供する、ホテルプログラム。会員になれば、ワンランク上のサービスが受けられるので、ぜひ加入しておきたい。さらに、提携するクレジットカードを持つと、上級会員への扉も開くという。それでは次回からは、代表的なホテルプログラムを取り上げるとともに、高付加価値なクレジットカードとのマッチングも探っていこう。

 


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エンリッチ コラムニスト 菊地崇仁 

菊地崇仁(きくち・たかひと)

北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。2013年、All About「ポイント・マイル」のガイド、ザイ・オンライン「人生を5%豊かにするクレジットカード活用術」のコラム、ペイメントナビへの記事提供を開始。2014年から東京バーゲンマニア「お金の貯まるカード活用術」のコラム、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへの記事提供を行っている。ポイント・マイレージに関して、テレビ・雑誌等でも活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)』、『得するポイント(カード)の貯め方・使い方 (日本監督協会)』。ポイ探


菊地崇仁

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