大和ハウス工業株式会社は、2015年6月11日、マレーシア最大手デベロッパーのSunway Berhad(以下、サンウェイ社)と共同でプレハブ工法による戸建住宅の開発・販売に取り組むための業務提携書を締結し、合弁会社 Daiwa Sunway Development Sdn Bhd(以下、DSD社)を設立した。
DSD社は、2015年夏より、マレーシア ジョホール州南部のイスカンダル開発地区の総合都市開発「Sunway Iskandar(サンウェイ・イスカンダル)プロジェクト」地内の約5.3ha(約1.6万坪:東京ドーム約1個分)において、100戸の戸建住宅の建設を開始し、2016年春より販売を開始する。
大和ハウス工業はマレーシアで、1964年から今日までで、日系企業の工場を7物件建設してきた。2012年4月には、マレーシアでの戸建住宅事業参入を視野に、クアラルンプールに駐在員事務所を設置し、マレーシア特有の熱帯雨林気候に合う工業化住宅の研究開発を行ってきた。2014年3月には、クアラルンプール郊外のセランゴール州のサンウェイ社所有の分譲地内で、マレーシア版のプレハブ工法による戸建住宅の試作検証棟を竣工。同国のお客さまの見学等を通じて、評価・検証を行ってきた。
これまで日本で培ってきたノウハウとマレーシアでの試作棟での検証を活かし、本格的に事業を開始する。