日本を訪れる外国人観光客が昨年初めて1000万人を突破。さらなる観光客増を見込んで、政府が査証(ビザ)免除対象国の拡大を検討していると、毎日新聞が報じた。
タイとマレーシアは昨年、ビザ免除対象国となったばかりだが、ビザ免除措置により両国から日本を訪れる観光客が激増。2014年4月のタイからの旅行者は約10万人で前年4月から65%も増加している。マレーシアは約1万5000人から約2万5000人と約1万人の増加を記録した。
現在、欧米を中心とした66カ国の国と地域を対象に、一定期間内の滞在に限ってビザを免除しているが、今後はベトナムやフィリピンなどもビザ免除の対象に加えることが検討されているという。また、海外の富裕層を対象に、最長90日の観光ビザを最大1年間に延長できる規制緩和も検討しているという。