ANAグループのANAビジネスジェット株式会社と株式会社JTBは、日本マーケットにおけるビジネスジェット利用の新規需要開拓を目的に業務提携契約を締結した。

JTBの営業ネットワークを通じてビジネスジェットの利用を「新たな移動の選択肢」として国内の法人および個人に提案し、ANAビジネスジェットが手配するビジネスジェットのチャーターサービスを提供していくという。

日本においても、法人の海外渡航における効率的な移動ニーズが高まっていることに加え、個人のプライベート旅行においてもオンデマンドな手配への需要が高まりつつある。一方、ビジネスジェット利用を日本で申し込む場合、見積もりや手配の煩雑さもあり、欧米などグローバルマーケットと比較して市場規模が限定的になっている。

今回の業務提携によりJTBでは法人の海外渡航の手配においては、顧客ニーズへのソリューションの１つとして、ビジネスジェットの利用を提案していくといい、また、ロイヤルロード銀座ブランドに代表される富裕層向け旅行としても、ビジネスジェットの利用を提案していくという。

ANAビジネスジェットでは、①国際線定期便からビジネスジェットへの乗り継ぎ便、②日本から海外目的地までの直行チャーター便を搭乗者のニーズに応じて最適な運航会社と機材を選定して手配。安全品質を確認したビジネスジェット運航会社と業務提携し、12月からは北米域内に加えて欧州域内（フランクフルト経由）のチャーター手配も開始する。