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長谷部誠選手 ユニセフ親善大使としてエチオピアを訪問

プロサッカー選手の長谷部誠選手は、5月31日(水)現地時間深夜、日本ユニセフ協会大使就任後初の海外訪問先となった、アフリカ・エチオピアの訪問を終え、帰国の途についた。

5月29日(月)、現地時間早朝に首都アディスアベバに到着した長谷部選手は、3日間の滞在中、2015年から自らの公式ホームページを通じて支援を呼びかけているワクチン支援の最前線を訪ねた。滞在初日は、到着したその足で、海外から空輸されたワクチンが一時的に保管される冷蔵貯蔵施設へ。そこから「コールドチェーン」と呼ばれる、時に電気が無い場所・状況の中でも保冷状態を維持する物流網で運ばれていくワクチンをアディスアベバから約150km離れたアムハラ州ガシュ・アンバ村まで追いかけ、子どもたちにはしかワクチンが届くまでの仕組みや、予防接種を含めた基礎保健サービスの拡充に向けた取り組みを、支援の最前線で確認した。

長谷部選手は、大使就任前の2015年4月に自身の公式ホームページを開設した際、同ページで得られる「MEMBERS=有料会員」会費のうち、サイト運営費等を除いた収益を、ユニセフを通じて世界の厳しい状況にある子どもたちへの支援として活用することを表明。その資金(2016年末までの支援総額は4,930,565円)は、多くの開発途上国で幼い子どもの命を脅かす「はしか」を防ぐためのワクチン購入費用に充てられている。

「呼びかけに賛同してくださった方々に、みなさんの寄付がどのように使われているのか、僕自身が確認しみなさんに報告したい」との思いを持っていた長谷部選手は、2015年11月、世界最大の子どものワクチンの調達・供給を担うユニセフが全世界で展開する予防接種支援活動の重用なハブとしての役割を担うデンマーク・コペンハーゲンのユニセフ物資供給センターを訪問し、はしかを含めたワクチン調達・供給の仕組みやその規模を学び、予防接種支援活動の重要性も改めて確認した。

そして今回、そのワクチンが実際にどのように子どもたちのもとへ届くのかを自らの目で見届けるため、エチオピアを訪れたかたちだ。

エンリッチ編集部

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