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成田空港に初めてSAFを導入

news20201131

成田空港は、全日本空輸株式会社(ANA)により初めてSustainable Aviation Fuel*(以降SAF)が導入されると発表した。

気候変動への対応として航空業界全体での取り組みが求められている中、航空機の運航にかかるCO²排出量は成田空港全体の排出量の約7割を占めており、SAFの導入は空港としてのCO²排出量削減への大きな効果が期待される。

成田空港では、エコ・エアポート基本計画に基づき積極的にCO²排出量削減に向けた取り組みを実施しており、今後も更なるSAFの導入について検討を進め、NAAグループ中長期経営構想に掲げるSDGsへの貢献を進めていくという。

またSAFは、従来のジェット燃料と同様に航空燃料パイプラインにより輸送され、こちらも国内空港初の取り組みとなる。導入されるSAFは、海外から輸入されるもので、10月28日に千葉港頭石油ターミナルに到着後、約47kmの航空燃料パイプラインにより成田空港まで輸送され航空機に搭載される。

*これまで「バイオジェット燃料」と呼ばれていたもので、動植物油脂や廃食油等の持続可能な原料により製造された燃料を従来のジェット燃料に混合したもの。従来のジェット燃料と同等の性質と規格認証され、CO²排出量の削減効果がある燃料。

エンリッチ編集部

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