株式会社TRUNKが運営する日本のブティックホテルブランドTRUNK(HOTEL)は、ブランドコンセプトである「ソーシャライジング」を体現する活動の一つとして、「ENVIRONMENT(環境)」「LOCAL FIRST(ローカル優先主義)」「DIVERSITY(多様性)」「HEALTH(健康)」「CULTURE(文化)」の観点から選出する団体に売り上げの一部を寄付しおり、2023年度の寄付先を発表した。
2023年度の寄付先は、2024年1月よりウェブサイトを通して応募のあった52団体から選出。書類審査による一次選考、一次選考を通過した企業・団体によるプレゼンテーションによる最終選考を経て、4団体が決定した。
一連の選考プロセスは同社全社員による投票制を採用し、活動内容や寄付金の使用用途への理解・共感といった観点から公正に選出されるという。
寄付先に選ばれた4団体は以下。
株式会社ショコラボ
全国初の福祉のチョコレート工房「ショコラボグループ」の中核企業で「CHOCOLABO/ショコラ房」を運営している。多様性を尊重する職場環境で障がい者の雇用を創出しながら、こだわりのスイーツを製造・販売する。寄付金は、同社の取り組みへの認知拡大の一環として、パッケージに障がい者アートを取り入れた新商品の企画・開発などの費用、商品化に係る資材などの購入費用に充当予定。
特定非営利活動法人ReBit
LGBTQもありのままで学ぶ・働く・暮らせる社会を目指す認定NPO法人。学校/行政/企業等でのLGBTQに関する授業や研修を実施するほか、のべ1万2000人以上のLGBTQへのキャリア支援、精神障害や発達障害があるダブルマイノリティを主対象とした福祉サービスを東京・大阪の2拠点で展開する。寄付金は、子どもや教育現場の大人たちに対する理解増進のための出張授業を中心に活用予定。
認定NPO法人キッズドア
「すべての子どもが夢や希望を持てる社会へ」というビジョンのもと、⽇本の⼦どもの貧困課題の解決に取り組む。困窮家庭の⼩学〜⾼校⽣世代を対象に、無料学習会や⾷事等の⽣活⽀援も目的とした居場所型学習会を展開。また全国の⼦育て家庭を対象に、情報⽀援や⾷料・⽂房具⽀援、保護者への就労⽀援等を実施する「ファミリーサポート」システムを構築。寄付金は、登録者の困窮家庭を対象に夏休みの食料支援として活用予定。
アフターケア相談所ゆずりは
児童養護施設等を退所した方、施設などの保護には至らなかったものの家庭で虐待や支配などを受けてきた方を対象とした相談所。無料相談から相談者のニーズに合わせた役所・病院・警察などへの同行支援、サロンの開催、高卒認定の学習会、虐待に至ってしまった親へのプログラム(MY TREEプログラム)の実施など様々なサポートを行う。寄付金は、新たな拠点となる複合施設の開設費用として活用予定。