3月8日（現地時間）にタイランド湾上空で消息を絶ったマレーシア航空370便。周辺各国による懸命の捜索にも関わらず、いまだに機体が発見されていない。

そんななか、映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』シリーズで知られるピーター・ジャクソン監督が、同機の捜索に自身のプライベートジェット機を貸し出していたことがわかった。

New Zealand Herald紙によると、ジャクソン監督の広報担当者が「多くの民間機と軍機が捜索に参加しています。200人以上が行方不明となっているなか、捜索機の所有者が有名人だからとニュースになるのは残念です」とコメントしたという。

ジャクソン監督が提供したプライベートジェットは米・ガルフストリーム社の最新鋭機のガルフストリームG650。およそ1万3000km飛行することができ、マッハ0.85で東京からマイアミまでノンストップのフライトが可能だとか。

「機体の価格についてはお客様がご購入される諸条件やオプション等により変動する為、購入をお考えのお客様は直接お問い合わせください」と国内でガルフストリームG650を販売する丸紅エアロスペース株式会社の担当者は言う。

捜索のエリアが広範囲に渡っているだけに、ジャクソン監督の行動は、捜索の一助となるに違いない。