日本財団パラリンピックサポートセンター(以下、パラサポ)は、パラアスリートの練習環境整備を目的に、パラスポーツ専用体育館である「日本財団パラアリーナ」を建設した。東京臨海副都心地区にある「船の科学館」の敷地スペースを活用し、2018年6月1日より、運営を開始した。
2020年東京パラリンピック競技大会開幕を約2年後に控え、パラスポーツ競技を実施可能な施設の少なさは依然として課題となっている。パラサポでは2016年6月から日本財団ビル地下2階の一室(約70㎡)をパワーリフティング、車いすフェンシング、テコンドー、ボッチャをはじめとするコンパクトなスペースで実施可能な競技団体に貸出してきた。
一方で、特に体育館で行う車いす競技については、床を傷つける等の理由による利用拒否やバリアフリーの問題で、日常的な練習場所の確保が困難な状況にある。また、パラスポーツに関する普及啓発イベントが実施できる体育館も不足しており、日常的な強化及び普及双方の課題を解決するために「日本財団パラアリーナ」を建設することとなった。
パラサポは、2020年東京パラリンピック競技の競技団体、その所属のクラブチーム及び個人を対象に、パラスポーツの日常的な練習のため、「日本財団パラアリーナ」の体育館施設や設備を貸出しする。事前登録*、予約を行った上で、無料で使用することが可能。(*登録には審査あり)
《施設概要》
名称:日本財団パラアリーナ(THE NIPPON FOUNDATION PARA ARENA)
所在地:船の科学館敷地内(〒135-0092東京都品川区東八潮3-1)
オープン:2018年6月1日(金)
開館時間:9:00~21:30(利用時間:9:30~21:00)
休館日:不定休
料金:無料