会津で伝統工芸コーディネ―ターとしての活動を続ける株式会社明天と、暗闇の中で人々の五感の再生を促すソーシャル・エンターティンメント、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンがコラボレートし、「究極の手触り」や「手から離したくなくなる優しいかたち」を追求した新しい会津漆器『めぐる』を発表した。
会津漆器は、城下町・会津若松市に400年続く伝統工芸品。漆器本来の心地よい肌触りや口当たり、そして抱き上げたくなる優しいかたちを追求した商品を生み出すため、会津漆器の職人たちとダイアログ・イン・ザ・ダークの目を使わないアテンド(視覚障がい者)がコラボレートした。今回の商品開発には、1年をかけ、視覚障がい者が持つ秘めた力を引き出しながら、伝統文化を更に極めたという。
【ダイアログ・イン・ザ・ダークとは】
暗闇のソーシャルエンターテイメント。参加者は完全な暗闇の空間にグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)のサポートのもと、様々なシーンを体験するもの。1988年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案により生まれて以降、世界32か国・約130都市で開催され、これまで800万人以上、日本でも16万人以上が体験している。