ベントレー・モーターズは、創業100周年を迎える今年、再びドライビングの楽しさとラグジュアリーのどちらにも新たな基準を確立するモデルとして、第3世代のフライングスパー・グランドツーリング・セダンを発表した。
新型フライングスパーは、巡航速度域での安定性と市街地走行での敏捷性の両方を強化する四輪操舵システムを初めて装備。このステアリングシステムは、高速走行中は電子制御システムによって前輪と後輪を同方向(同位相)に操縦し、追い越しや車線変更時の安定性を向上させる。
駆動方式は、最近のすべてのフライングスパー同様、この第3世代にも全輪駆動を搭載した。標準的な道路状況であれば後輪にのみ駆動力を供給する機能を備えており、クラシックなスポーツセダンのハンドリング特性を得ている。また、もし後輪のどちらかでスリップを検知した場合、システムが即座に駆動力を前輪へと送るアクティブオールホイールドライブ機能が搭載されている。
さらには、必要に応じてサスペンションの硬さを変化させてコーナリングフォースに対抗し、ボディロールを最小限に抑えるベントレーダイナミックライドも備えた。
新型フライングスパーの販売はまもなく開始される予定。