Ballyが、ミラノ中心街のクアドリラテロ地区(ゴールデン・レクタングル)に旗艦店「Bally Haus」をオープン。モンテ・ナポレオーネ通りとアレッサンドロ・マンツォーニ通りの角に位置し、3フロアで構成されている。
ブランド原点であるスイスの美しさを表現すると同時に、ミラノという場所のアイデンティティをいかした、「Bally Haus」をコンセプトとする旗艦店となる。店舗のデザインコンセプトは、芸術・建築・天然の素材といったブランドが大事にしてきたアイデンティティであるスイスの特色を大切にしつつ、Ballyの伝統的なクラフツマンシップを思い起こさせる静かで永久性を感じるようデザインされた。
Bally CEOニコラ・ジロットは次の様にコメント。「ミラノの旗艦店の発表は、いわば私たちのブランドアイデンティティを祝うものです。この店舗のオープンに伴い、Ballyが提案するライフスタイルをお客様へ体験していただき、文化に触れることのできる場所にしたいと思っております。」
有名建築事務所Casper Mueller Kneer Architectsによって設計された店舗のデザインは、スイスとイタリアの文化が融合されていて、敷地面積は560平方メートルにも及ぶ。石組で構成されたエントランスは、ミラノの中庭を連想させ、スイスの芸術家Paul Kleeの点描や抽象的な幾何学模様にインスパイアされたもだという。タイル張りのセラミックの内装は、Bally発祥の地、シェーネンヴェルトにある創設者カール・フランツ邸のタイルスタイルが反映されており、スペースの中央にある大きなブナの木のテーブルのディスプレイは、靴型を表現している。光が差し込む大きな窓は、Ballyのアーカイブ写真に写る、歴史的店舗にオマージュを捧げたもので、店内だけでなく、外の通りとも調和がとれた建物となっている。