ベントレーモーターズは、フロリダ州マイアミに2026年完成予定のレジデンシャルタワー「ベントレーレジデンス」について、4台駐車可能でEV充電設備用のスペースも備えたガレージを各住戸に完備すると発表した。

同社の開発パートナーであるデザー・デベロップメント社（Dezer Development）にちなんで「デザーベーター（Dezervator）」と名付けられたエレベーターは、利用者がクルマごと乗り、道路から各住戸のガレージまでひと息に移動するというライフスタイルを提供する。

ベントレーモーターズとデザー・デベロップメント社は2021年にパートナーシップの提携を発表し、ベントレーブランド初となる高級レジテンスが61階建ての高層ビルとなることや、各住戸からベイやオーシャンビューを楽しめることを明らかにしていた。2022年にはサニー・アイルズ・ビーチにあるベントレーレジデンス建設予定地の近くにセールスギャラリーがオープンし、入居希望者を対象にベントレーレジデンスの開発について詳しく案内している。

エレベーターは749フィートのビルの最上階までクルマを運搬する能力があり、各エレベーターに備えられた油圧システムでタイヤを挟み、クルマを引っ張りロボットシャトルシステムに載せた後、目的の階までエレベーターが上下に移動する仕組みとなっている。