ANAは、2015年冬のダイヤより、欧州6番目の就航都市に成田発着のベルギー・ブリュッセル線を追加すると発表した。

ANAは現在、成田・羽田空港からフランクフルト・ミュンヘン・デュッセルドルフ・ロンドン・パリの欧州5都市に就航している。また、ルフトハンザ ドイツ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、オーストリア航空とのジョイントベンチャーを活用し、日本各地から欧州全域への渡航の利便性を高めていくという。

成田／ブリュッセル便の就航を決定した理由として、ベルギーには日本から多くの企業が進出しており、現在は航空便を乗り継いでブリュッセルに渡航する人の数が年間約9万人にもなることや、パリやアムステルダムなどを経由し、高速鉄道で移動する人も多くいることをあげている他、ブリュッセルがEUの本部をはじめとする諸機関や、NATO本部がある欧州における重要な政治拠点であること、多国籍企業が多く進出する経済・金融都市であること、世界各国から多くの観光客が訪れていることなどをあげている。

今回、ANAが日本からの直行便を就航することにより、日本からブリュッセルへの渡航の利便性が大きく向上したかたちだ。