2015年7月9日、10日の2日間、イタリア・ミラノ市内リストランテ「ASOLA」にて、日本を代表するイタリア料理のシェフによる「Japan-Italy 食の和プロジェクト ~FOOD TASTING EXPERIENCE 2015~」が開催された。
このイベントは、日本の食材、四季の旬を楽しむ感性、和の“おもてなし”の心が盛り込まれた「 Japanese ITALIAN 」を発信することを目的としたもので、イタリア料理に日本の食材を取り入れ、日本酒とペアリングしたコースが披露された。
コースは「かまぼこフリット わさび仕立て」(日本の食材:かまぼこ/兵庫県産バジルペースト/わさび)、「海苔とウニクリームのカサレッチャ ゆず胡椒風味」(初摘み兵庫海苔/ゆず胡椒)、「神戸ビーフのやわらかなロースト 実山椒とナッツのソース 黒豆のリゾピラフ添え」(神戸ビーフ サーロイン/コウノトリ育むお米/兵庫県産丹波黒大豆/淡路島玉ねぎ/朝倉山椒/朝倉山椒ソース)などを含む、前菜からドルチェまでの全10品。10銘柄の日本酒とのマリアージュも提案された。
日本のイタリアンを牽引する片岡 護シェフ(アルポルト)、日高 良実シェフ(アクアパッツァ)、山根 大助シェフ(ポンテベッキオ)とイタリア・ミラノのマッテオ・トレッタシェフ(ASOLA)がそれぞれの感性で表現したコースは、イタリア グルメ誌のジャーナリストからは「イタリアと日本のハーモニーが完璧」、食の和コースを食べたイタリア人からは「日本人ならではの繊細で奥深い旨味を感じるイタリア料理と日本酒は、最高のマリアージュ」と称賛した。
機会があれば日本の彼らのレストランでも食してみたいものである。