デルタ航空(NYSE:DAL)は、米国税関国境警備局(以下、CBP)、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(以下、アトランタ空港)、および米国運輸保安局(以下、TSA)と協力し、米国初となる生体認証技術を導入した空港ターミナルの運用を、アトランタ空港国際線ターミナル(Fコンコース)にて2018年末までに開始する。
同技術の導入により、アトランタ空港国際線ターミナルから国際線を利用する搭乗者は、車寄せやカウンターでのチェックイン時、搭乗口にて顔認証技術をオプションとして利用することができ、空港での手続きがスムーズになるという。なお、従来どおりの手続きを選ぶこともできる。
顔認証技術が導入される場所は以下。
・出発ロビーに設置されたセルフサービスのチェックイン機
・出発ロビーの預け入れ手荷物カウンター
・手荷物保安検査場
・Fコンコースの搭乗ゲート
・Fコンコースの国際線到着便の入国審査
顔認証オプションを利用する場合の手続きは次のとおりです。
・オンラインチェックインの際の案内に従い、パスポート情報を入力する。(オンラインチェックインをしていなくても、空港でパスポートをスキャン可。)
・空港のセルフサービスのチェックイン機にて、スクリーン上に表示される「Look」の文字をクリックするか、チェックインカウンター、保安手荷物検査場、搭乗口付近に設置されたカメラに顔を向ける。
・スクリーン上に緑色の確認マークが点灯したら認証終了。(国際線に搭乗時は、常にパスポートを携帯する必要あり。)
CBPとデルタ航空は、過去数年にわたりアトランタ空港、デトロイト空港、ニューヨークJFK空港にて、搭乗時の顔認証試験を実施して来た。最近では、ミネアポリス‐セントポール空港にて、国際線の手荷物預け入れに生態認証を試験導入し、ワシントンDCのロナルド・レーガン空港でも、生体認証による搭乗を試験的に実施した。また、米国内にある全てのラウンジ「デルタ スカイクラブ」で、クレア(CLEAR)の生体認証技術を使ったチェックインを開始している。