トヨタグループの不動産会社である東和不動産株式会社は、富士スピードウェイの敷地内(*1)にモータースポーツの魅力発信をサポートするホテルを建設し、同ホテルの運営をハイアット ホテルズ コーポレーション(以下「ハイアット」)の系列会社が行う運びとなった。東和不動産とハイアットが展開する同ホテルは、このエリアの特性を最大限に生かすべく、「アンバウンド コレクション by Hyatt」ブランドとなる。アンバウンド コレクションの運営受委託契約は今回が日本で初となり、また東和不動産のホテル業進出も初めて。
アンバウンド コレクション by Hyattとは、ハイアットが展開する数あるホテルブランドの中でも、施設やアメニティを通じてひときわユニークな個性を持ち、そこでしか体験できないオリジナリティーと上質さを極めた魅力を発揮するプレミアムホテルに冠するブランド。今回のホテルは、富士スピードウェイでのモータースポーツの体感や、現在隣接地で進行中の「モータースポーツビレッジ(仮称)」(*2) と連動する存在となるという。
富士山を望む広大な敷地に建設される同ホテルは、富士スピードウェイ内に立地し、モータースポーツミュージアムも併設。ヒストリックカーや富士スピードウェイの歴史を伝えるコレクションなどを鑑賞できる画期的な演出は、アンバウンド コレクション by Hyatt の真骨頂といえる。客室は45平米以上のゆったりとしたルーム&スイートが約120室あり、分割可能な500平米の宴会場や200平米の会議室も備え、内外からのMICEビジネス(報奨・研修旅行や展示会・イベントなど)の獲得も視野に入れる。その他の施設は、複数の料飲施設、温泉、室内プール、フィットネス&スパを完備。2021年開業予定の新東名高速道路の小山パーキングエリア・スマートインターチェンジ(仮称)とも隣接することから、自動車を利用した遠隔地、また近郷近在の顧客層に喜ばれるホテルづくりを目指すとしている。
(*1)東和不動産は、ホテル建設予定地を富士スピードウェイ株式会社より賃借する。
(*2)モータースポーツビレッジは静岡県小山町と東和不動産が進めている「小山パーキングエリア周辺地区土地利用事業」の仮称。