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「HOTEL THE MITSUI KYOTO」がグッドデザイン賞受賞

news20211029

三井不動産リゾートマネジメント株式会社が運営する「HOTEL THE MITSUI KYOTO」(所在地:京都市中京区)は、公益財団法人日本デザイン振興協会主催の「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。

HOTEL THE MITSUI KYOTO は、ブランドコンセプト「日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」のもと、2020年11月に開業。250年以上にわたり京都に居宅を構えた三井総領家(北家)の時の記憶、そして脈々と築き上げられる京都の伝統や文化を尊重しながら、ゲストが心から愉しめる空間とサービスを提供している。

今回の受賞に関する同社のリリースによると、デザインのポイントは以下。

1.築300年以上の歴史を持つ梶井宮門を移築し、日本の建築美を継承し新生する。
2.ロビーの大開口を開けると、連続した庭園と屋内が一体不可分な空間を創出する。
3.敷地内に湧き上がる温泉を活用したサーマルスプリングが、新たな温泉体験を提供する。

また、同社発表の審査員による評価は以下。

「三井家本邸跡地という歴史を踏まえ、迎賓館となるホテルとして作られたという。入り口には300年の梶井宮門が据えられ、来た人は自然にその歴史を感じることができる。中に入ると吹き抜けのエントランスロビーの奥に広大な水景と日本庭園が広がる。ここが京都市内であることを忘れてしまうような光景だ。訪れた人は日本の移り行く四季、水景に輝く光を感じる。この豊さがこのホテル全体を満たしている。天井高さのあるロビーに対し、廊下や客室は軒を深く天井が低く抑えられ、日本建築のスケールとバランスがとられている。置かれたアート作品や工夫を凝らした仕上げなどまさに迎賓館としての場所となっている。ここでの最大の特徴はやはりこの京都市内という町の中に作られた広大な水景と日本庭園であり、その効果は絶大である。」

受賞部門は「商業のための建築・空間・インテリア」で、受賞者は三井不動産株式会社(三井不動産リゾートマネジメント株式会社は三井不動産の100%子会社)と清水建設株式会社となった。

エンリッチ編集部

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