「山荘 京大和」並びに「パーク ハイアット 京都」は、「京都東山計画」として一般社団法人日本建設 業連合会により長きにわたり優れた建築物に授与されてきた「日建連表彰 BCS 賞」を受賞した。

「BCS 賞」は、「優秀な建築物を作り出すためには、デザインだけでなく施工技術も重要であり、建築主、設計者、施工者 の三者による理解と協力が必要である」という旧建築業協会の発意により1960年に創設されたもの。創設後は、 良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全に寄与することを目的に国内の優秀な建築作品を毎年表彰している。

「BCS」の呼称は、旧建築業協会（Building Contractors Society）に由来している。なお2011年の旧建築業協会を含む3団体の合併に伴い、第52回からは日本建設業連合会が表彰活動を引き継いでいる。

今回の受賞理由は、歴史ある景観と新しい価値の融合で、京都の歴史的な料亭建築と庭園を保存しつつ、街並みに溶け込んだ新しいホテル建築群を一体で再構築したプロジェクトであることや景観・生態系等周辺環境への影響を抑え、大混雑する観光地での大規模施工をトラブルなく完成させた事が評価された。