ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

3日の基本レッスンで取る 
乗馬5級ライセンス

3日目には
速歩も方向転換もマスター

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そして、レッスンも3日目になると騎乗もだいぶ様になってきました。柵のまわりを歩くだけでなく、より広いスペースに移動して、速歩や方向転換もコツを掴んで上手くこなせるようになりました。

多くの受講者は、1、2回の乗馬レッスンを受ければ常歩には慣れてくるようです。常歩は馬が4本の脚をバラバラに出しており、脚が1本出る度に軽い揺れが伝わる程度です。しかし、速歩になると、馬の身体が跳ね上がるので二拍子の上下の揺れに変わるのです。

騎乗者は衝撃を避けるために、揺れるタイミングに合わせて立ち上がる軽速歩(けいはやあし)を身につける必要が出てきます。軽速歩が上手くできるようになるには、平均して10回程度のレッスンが必要のようです。5級ライセンスの取得コースだと、3日間で10回のレッスンを行うコースが一般的です。

馬への合図は
やさしく、ていねいに

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移動時のキックや、方向転換時やブレーキ時の手綱のコントロールなど、常に馬には合図を送る必要があります。当然のことながら馬も生き物なので、最初はやさしい合図から初めて必要なら徐々に強くしていくことです。初対面の人間にイキナリ大声で話しかけないのといっしょ。馬の個性を把握した上で、乗馬を楽しみながらコミュニケーションをとっていきましょう。

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手綱を持つ手は腹部の前でかまえて、糸電話の糸を張るイメージで引っ張りすぎず、緩めすぎず、ほどよい張りをキープしましょう。ダランと垂れてしまっていたり、左右の長さがズレていると正しく合図が伝わりません。

方向転換時のコツとしては、騎乗している自分の身体が曲がり角に来たときに手綱を引いて合図を出すことです。馬の顔の位置を起点にしてしまうと、合図を出したときにはまだ馬の脚が曲がり角の手前にあり、柵にぶつかってしまうことが多々あります。馬に指令を出すというよりも、誘っていっしょに曲がってあげるような気持ちでゆっくりと合図を出しましょう。乗馬では方向転換を誘導と呼びますが、馬を誘って導くように合図を出すことがポイントです。

また、乗馬には舌鼓(ぜっこ)という、口から独特の音を出して注意を喚起する補助の合図もあります。キックや手綱などの身体的な合図に加えて、聴覚からも補助的な合図を出すことで、馬がより正しくこちらの合図を理解できるようになります。

エンリッチ編集部

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