いよいよ実技と筆記の試験
指導官がチェックする点とは
冒頭でも説明しましたが、5級ライセンスには実技と筆記の試験があります。
実技試験では、「合図をしっかりと出せているか」、「いい姿勢をキープできているか」、「バランスを保てているか」の3点を見て総合評価が下されます。試験時間はだいたい15分程度。常歩、速歩、ブレーキが正しくできていればパスできます。
試験が終わり厩舎に戻ります。馬場の出口付近で馬の首の横を軽く叩いてお疲れ様の合図を。
厩舎では馬具一式を外して、ブラッシングをして一日の苦労をねぎらってあげましょう。ひづめの裏に溜まった泥や汚れがあれば、鉄匙(てっぴ)という道具で掻き出してあげます。馬は身体が大きく、かゆくても自分ではかけない部分もあるため、かゆそうな所があればかいてあげたり、細かいアフターケアも忘れずに。
筆記試験は制限時間が30分。「馬とはどんな動物なのか?」、「馬の手入れの方法や手順」」、「馬の身体の名称」などについて聞かれます。乗馬の基本についての設問がメインなので、焦らず解いていけば間違うことはありません。