経営もトライアスロンも大切なのは自己管理
E:今はどのくらい走れるようになりましたか?
山田:痛めた膝を時間をかけて治療しようやく走れるようになり、今では5キロは走れるようになりました。30代、40代のときは記録を目指していましたけど、これからは楽しむトライアスロンを目指したいですね。宮古島の大会にはまた行きたいなと思ってます。今度は制限時間である14時間以内に完走するのが目標。若い頃は多少身体に無理を強いてたけれど、今ではさすがにそうはいかないので、なにか身体の傷みがあればすぐストップするようにしています。
E:記録を追うだけでなく、トライアスロンには生涯スポーツとしての側面もありますからね。
山田:若い頃は練習してないと身体が衰えそうで不安なときがありましたね。今度は楽しむレースにしたいと思います。
E:では、これからトライアスロンをはじめる後進の経営者にメッセージをお願いします。
山田:大切なのは自己管理ですね。これはトライアスロンだけでなく、自己管理ができないと経営もできない。それと、もうひとつ大切なのは無理をしないということ。脚が痛くても、無理してちょっと走ると痛みが消えることがあるんです。でも、それはよくない。
ほどほどに、楽しむ程度に続けるべきでしょう。1年間を通して身体づくりをすることで、長くトライアスロンと付き合ってほしいですね。
*この記事は2016年8月に掲載されたものです
▼出版情報
『脱サラ就農、九条ねぎで年商10億円』
山田敏之著
PHP研究所
年商1億円の農家」をめざし、32歳で脱サラをして京都の伝統野菜「九条ねぎ」専門の農家となった山田社長。ねぎの生産だけでなく、加工、流通も手がける6次産業化のノウハウをはじめ、社長の農業哲学、過去の苦難や失敗談、トライアスロンの挑戦秘話など、数々のエピソードを掲載。
『脱サラ就農、九条ねぎで年商10億円』
山田敏之著
PHP研究所
年商1億円の農家」をめざし、32歳で脱サラをして京都の伝統野菜「九条ねぎ」専門の農家となった山田社長。ねぎの生産だけでなく、加工、流通も手がける6次産業化のノウハウをはじめ、社長の農業哲学、過去の苦難や失敗談、トライアスロンの挑戦秘話など、数々のエピソードを掲載。
山田敏之
1962年、京都市生まれ。大阪学院大学商学部経営学科卒業後、(株)コロネット商会勤務を経て就農。九条ねぎを専門に取り扱う「こと京都」のほか、日本全国のねぎの専門商社「こと日本」、京野菜を原料とする冷凍野菜を製造販売する「こと京野菜」の代表をつとめる。