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青山トライアスロン倶楽部代表 関口秀之 〜私がトライアスロンを始めた理由〜

3種目通してのトライアスロンデビューは第1回館山わかしおトライアスロン

リレーでの出場ではまだまだ、トライアスリートとしては半人前。「早く3種目で完走しなければ」と思っていた矢先に第一回館山わかしおトライアスロンへのお誘いが。距離はオリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)とスプリントディスタンス(スイム750m、バイク20km、ラン5km)の2種類を選択できました。「やはりオリンピックディスタンスか?」という気持ちもありましたが、エントリーする前の私は、まだ750mも泳げません。立場的にも「デビュー戦はしっかり完走できないと・・」等、色んな思いから安全策を取り、スプリントディスタンスを選択。と言っても、スプリントディスタンスのスイムの距離750mをプールで泳げるようになったのは、レースのわずか2週間前でした。

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スイムスタート直前

バイクを購入し、しっかりとビンディングシューズで乗れるようにレッスンを受け、ランニングも生まれて初めて指導を受け、なんとなく準備のととのったアスリートのような気分。レースはメンバーに青山トライアスロン倶楽部で指導した女性タレントさんが加わった3人で挑戦しました。トライアスロンはスイム→バイク→ランの順番。スイムスタート前の心臓のバクバク感は人生の中で最大値。相当の緊張感です。ホワーーーン!というエアフォーンのスタートの合図で、大勢の人たちが砂浜から駆け出し、海へ。スプリントディスタンスのスイムは1周回750mのみ。サーフィンをやっていたので、海自体の不安は何もありませんでした。泳いでみると波も全然ありません。多少、他の人との接触等はありましたが、思ったより早くスイムアップ! しかし、ここからバイクが置いてあるトランジションエリアに移動するまでが一番息が上がったかも知れません。

トランジションエリアでは、ウェットスーツを脱いで、ヘルメットをかぶりバイクパートへ。バイクの20kmは、少し心の余裕ができる時間帯。「いや~スイムもなんとかクリアしたし、バイクとランはなんとかなるはず。ついにトライアスロンに挑戦してしまったなぁ」なんて想いながら愛車のバイクを漕ぎました。ただ、次のランで足がつったらマズイと思い、気持ち抑え気味にバイクをフィニュシュ。最後のランはもう、“ただただ走る”のみ。「マラソンも嫌いで25mしか泳げなかった自分が、ここまで良くやってきた!」と自分をほめまくり、いよいよレースフィニッシュ!

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その時の感覚は最高の達成感、爽快感、充実感の3拍子。おまけに、なんと40代前半で3位という結果まで。残念ながら表彰はありませんでしたが、子供の頃スポーツでこんな成績を収めたこともなかった自分ができたことが心から嬉しかったことを覚えています。

関口秀之

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