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インタビュー
MADURO 総編集長 九島辰也

雑誌が生き残るカギは
イベントとの連動

E:今は雑誌不況の時代といわれますが、九島さんのお考えはどうですか?

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九島:僕は雑誌で育った部分があるので、まだまだ雑誌の可能性を信じています。でもそこは常に危機感を持って取り組んでいます。今後は、雑誌単体で生き延びるのではなくて、それこそエンリッチの様なWebメディア、イベントなどとのコラボでインフルエンサー的なメディアになっていければいいと考えています。

E:イベントとの連動といいますと、どんなことをやるのですか?

九島:ゴルフウェアのラッセルノと「MADURO」の共同ゴルフコンペを開催しました。ゆくゆくはクルマ好きのためにサーキットイベントとかドライビングスクールとか、いろんな可能性がありますよね。50代~60代の世代が興味あることに全部関わっていたら面白い。

E:九島さんを知る人はみな「あの人の魅力は、ライフスタイルとリンクしたクルマのコンテンツにしてくれること」と口をそろえていいますが、まさにそういうことですね。クルマのスペック紹介なら誰がやっても同じですし。

九島:それが21世紀型モータージャーナリストのひとつのカタチだと思います。「LEON」のときは40代でしたけど、今振り返ると当時の自分はまだまだ子どもだったなと思います。50代になってやっと自分の方程式が見えてきました。モータージャーナリストである自分が「MADURO」とどう関わって、どう爪痕を残すのか(笑)。1年後くらいにあらためてお話ししたいですね。

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これまで僕はラッキーだったので、自分が30代のときに作っていた「Car EX」という雑誌は同じ30代がターゲットで、40代の「LEON」でも同世代がターゲットでした。そして、今回も自分が50歳を過ぎてから50代~60代をメインターゲットにした「MADURO」のオファーがありました。いつもいいタイミングでお話をいただいているので、後はがんばるだけです。


取材協力:株式会社MADURO

エンリッチ編集部

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