マイルとキロの換算などが手軽にできる航空用計算尺を装備した「ナビタイマー」は、ブランドの象徴とも言える存在だ。オリジナルのリリースは1952年と、その歴史は実に60年を超える。

時代ごとにアップデートはされているものの、その根底にあるプロフェッショナルのための計器というスピリットは不変。世界規模のパイロット協会AOPA（Aircraft Owners and Pilots Association）の公式時計にも選ばれた、輝かしい経歴を持つマスターピースだ。

ナビタイマー 01（カーフストラップ）：840,000円（税別）

1970年代の時計業界はクォーツ時計（水晶振動子を用いた時計）が席巻し、スイスの機械式時計は大打撃を受けていた。そんな時代状況の中、ブライトリングの代名詞であった機械式クロノグラフの新たなモデルとして誕生したのが「クロノマット」だ。

高い視認性と耐久性、パイロットがグローブをはめたまま使用できる操作性を兼ね備え、インデックスやケースの裏蓋までディテールにこだわった究極のクロノグラフとして、発売から30年以上を経た現在でもベストセラーとして君臨している。

クロノマット 44（ブレスレット）：920,000円（税別）

ブライトリングとベントレー、ともに「B」をイニシャルに持つスイスとイギリスの両雄がパートナーシップ締結を発表したのは2002年のこと。ベントレーのコンチネンタルGTのリリースをきっかけに、ブライトリングがベントレーから誘いをうけたのが始まりである。

腕時計と車のコラボは数あれど、その大半が単発もしくは短命に終わってしまう時代において、ブライトリング・フォー・ベントレーコレクションは10年以上の長きにわたって意欲的な挑戦を続けている。

従来のモデルにロゴを加えただけのインスタントなコラボとは違い、両者のエッセンスを反映させた新モデルをゼロベースから作り上げた点が画期的と言える。2013年にはベントレーカーのフロントグリルをイメージしたオープンワークス文字盤、自社開発・製造のキャリバーB06を搭載したベントレー B06を発表。伝統と革新を重んじる飽くなきチャレンジはとどまるところを知らない。

ベントレー B06（ブレスレット）：1,480,000円（税別）