ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

2級船舶免許を取得する!

2日目:実技講習
教習艇でのレッスン

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2日目の実技講習もまずは教室での座学から。ここでクルーザーを操縦するためのイロハをたたき込まれます。真剣に講師の話を聞く後ろ姿が授業の中身の濃さを物語っています。

ガイダンスが終わったら
さっそく実機を使った講習へ

ガイダンスの後、まず、ロープワークから開始します。

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同じ太さの2本のロープを結ぶ「本結び」、太さの異なる2本のロープを結ぶ「ひとえつなぎ」、パイプなどにロープの端を固定する「まき結び」、桟橋のクリートに係留するときの「クリート止め」など、あらゆるシーンに対応したロープワークをマスターします。

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こちらは「ひとえつなぎ」。教官に教わったとおりに手を動かして……、

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デキました!

この他の結び方もしっかりと学びます。

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次にマリーナのデッキへ移動。ここで教習艇に乗り込んで、基礎となる操縦方法を学びます。覚えるのは主に以下の12のアクションです。

係留中の船の「点検」、操縦装置の「確認」、「発進」、「直進」、「停止」、「後進」、「変針」、「方位測定」、「蛇行運転」、「避航操船」、「離岸」、「着岸」

では、講習の様子を見ていきましょう。

まずは発進前に
船体の「点検」を

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まず乗り込む前に、発航前の点検から。

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船体の外板、係留ロープに損傷はないか? 浸水の有無や、実際に乗り込んで船を揺らしてみて安定性のチェックも行います。

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エンジン(船外機)のチェックは重要なポイント。バッテリーの液量、メインスイッチがオンになっているか、燃料コックは開いているか、フィルターにゴミはないか、エンジンがしっかりと船体に取り付けられているか、ぬかりのないチェックが求められます。

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次は法定備品の確認です。緊急時に助けを求める信号紅炎、救命用のライフブイ、定員分のライフジャケット、消防用バケツ、船底にたまった水をくみ取るあかくみ、消化器、船を留めるためのアンカーとアンカーロープ、以上の計7つが法定備品として定められています。

国家試験では、船体、エンジン、法定備品の確認において、それぞれ2~3ヵ所の確認が求められます。いつも通り落ち着いて、あがらずに答えればなんなく通過できるポイントです。

海上の指針となる
「ハンドコンパス」をマスター

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ハンドコンパスを使った方位測定についても講習を受けます。

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腕をまっすぐに伸ばして、コンパスの基準線と目標を合わせて方位を測ります。案内標識のない広大な海ではコンパスの使い方を熟知しておく必要があります。測定は船上で行うので、しっかり掴まって安定した位置で行いましょう。

エンリッチ編集部

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