操縦装置の「確認」をして
いよいよ海に
出航前の点検についてのレクチャーが終わった後は、実際に操縦席に座りエンジンの始動と停止方法について習います。クルーザーでも車やバイク同様、暖機運転を行います。
船を「発進」させ
「直進」や「変針」を学ぶ
さあ、それでは実際に運転するため港の外に向かいます。
講習のスポットまでは講師が運転。港内は徐行で進みます。
港内を出たら、運転席に移動。
ここからは講師の指導のもと、実際に操縦を行います。
徐々に増速していきます。自動車と違って道路標識や信号がない海を走るクルーザーでは、目標を見ながら直進する習慣をつける必要があります。まわしたハンドルは自動で元の位置に戻らないので、自力で戻す必要があったりと少々クセのある操縦感覚です。
しぶきを上げてグングン進みます。クルーザーの体感速度ですが、わずか数十キロのスピードでも地上のそれとは大きく異なります。波と風を受けて水上を進む船と、エアコンを効かせた快適な環境で舗装されたアスファルトを走る車では、スピードの概念が大きく変わってきます。
ここで、海の上での方向転換=変針の練習です。変針をする際は、周囲の確認を怠らず(特に変針する方向と、その後方)、ハンドルを急に大きくまわさないことがポイントです。基本操縦の停船や後進もここで学びます。