年3回行われる学科試験
入校後は学科試験の対策と「航空特殊無線技士」の勉強からスタートだ。まずは各科目の基礎的な内容から学ぶので、「航空法規」や「航空気象」といった単語がなにを意味するのかわからないまったくの初心者でも安心してほしい。学科試験は年3回行われるので、一度にすべての科目に合格する必要はない。3月の試験で3科目合格したのであれば、4ヶ月後の7月の試験で残りの科目に合格すればいいので、無理なく自分のペースで勉強が進められる。なお、事前の勉強で問題の傾向を掴んでおけば、1回の試験で全科目をパスすることも十分に可能である。
最初の1ヶ月は座学の時間となる。20時間ほどの基本の授業を受けて、航空にまつわる基礎を理解する。この座学の時間に身体検査を行い、その結果を航空局に送り「操縦練習許可証」を取得する。この許可証がなければ教官のもとで飛行訓練を行うことができない重要なものだ。なお、アルファーアビエィションの教官はすべて、国から操縦訓練の教育を認められた「操縦教育証明」のライセンスを持っている。