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ヘリコプター 免許取得編(前編)

口頭試問と実技からなる実地試験

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すべての学科試験に無事合格して、「航空特殊無線技士」のライセンスを取得して、50時間ほどの実技訓練を積んではじめて実地試験が受けられる。実地試験は毎月15日までに受験申請すると翌月に試験が受けられる。試験には国土交通省の試験官がやってきて、最初は口頭試問から始まる。ここでは「自家用パイロットとして、ヘリを飛ばすために必要なことを最低限理解しているか」ということを審査するために、法律の理解、機体の操作方法、気象学の基本などについて質問される。操縦技術以外の知識だけでなく、冷静な判断力も見られているのでリラックスして臨みたい。

口頭試問をパスできれば次はいよいよフライトの実技試験に入る。実技は操縦する前の機体チェックからはじまり、エンジンをかけて離陸してからのホバリングや離着陸、危険な場合の緊急着陸の技術などが審査される。そして、ラストは野外飛行だ。たとえば「下妻にあるヘリポートを離陸して栃木のヘリポートまで行って、群馬ヘリポートに行って帰還する」というルートで実際にヘリを操縦するのだ。

実技試験に要する時間は1~2時間程度。アルファーアビエィションの生徒の合格率は非常に高く約9割が合格するという。当然、ヘリコプターという操縦のミスが許されない乗り物ではイチかバチかの受験は認められないわけで、試験の段階で確実に安全に飛べるテクニックが求められる。万全の状態で受験するからこそ高い合格率を誇っているといえる。

エンリッチ編集部

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