ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

マインデニム デニムこそオーダーで!

 


Q

「マインデニムのオーダーは、どんなところがよいのでしょうか?」


A

「とにかく最高の素材、そして縫製にこだわっています」

マインデニムのジーンズに革パッチやブランドマークは付かない。その代わり、2つ並んだ小さなスタッズがトレードマークとなっている。
マインデニムのジーンズに革パッチやブランドマークは付かない。その代わり、2つ並んだ小さなスタッズがトレードマークとなっている。

——マインデニムが他と違うのはどのような点でしょうか?

「とにかく突き詰めたモノ作りをやろうと思いました。まずは最高の素材です。海外の一流ブランドの生地を数多く手がけていることでも知られる、広島の某有名デニムメーカーに、織りや染めにこだわり抜いた生地を特注しました。マインデニムのオリジナル生地も多く揃えています。一つのデニム地に対して、生地スワッチをリジッド、ワンウオッシュ、ストーンウォッシュと、3種類の状態で用意しているところも特徴です」

ひとつのデニム生地に関して、3種類の仕上げのスワッチを用意している。広島の某名門生地屋へ特注し、生地厚も様々なオンスのものが揃っている。
ひとつのデニム生地に関して、3種類の仕上げのスワッチを用意している。広島の某名門生地屋へ特注し、生地厚も様々なオンスのものが揃っている。

——自らのファクトリーまでお持ちだとか?

「はい、岡山県の井原市の近くに、マインデニムの専用工場を持っています。30年も前に創業した歴史のある工場です。職人は7〜8人ですから、どちらかというと工房に近いですね。すべての工程は、まさにハンドメイドといえます」

アメリカにて戦前に作られたユニオン・スペシャル43200G。裾のチェーンステッチを縫うための専用機だ。
アメリカにて戦前に作られたユニオン・スペシャル43200G。裾のチェーンステッチを縫うための専用機だ。

——なるほど、だから高品質のデニムを作ることができるのですね。

「創業当時から使っている古い機械が、今でも現役で動いています。チェーンステッチ用には、アメリカのユニオン・スペシャルというメーカーの、戦前のミシンを使っていますが、これだと裾のアタリが斜めに出て、味があるんです。職人たち自身が大のデニム好きで、こちらがアレコレ言わなくても、阿吽の呼吸でわかってくれるのが強みですね」

ユニオン・スペシャルで縫ったチェーンステッチ部分。裾部分のアタリが斜めに出るのが特徴だ。
ユニオン・スペシャルで縫ったチェーンステッチ部分。裾部分のアタリが斜めに出るのが特徴だ。

松尾健太郎

Return Top