松尾健太郎Q
「とりあえず既製品から試してみたいのですが・・・？」
A
「さまざまなモデルがありますから、ぜひ自分だけの１本を見つけてください」
——ジャケット・スタイルに似合うようなモデルはありますか？
「シルエットだけで７〜８種類を用意していますから、いろいろなスタイルに合わせられると思います。ジャケット・スタイルにおすすめなのは、“スリム・テーパード”というモデルです。どちらかというと、スラックスに近いシルエットですね。股部分のシワを出さず、裾の方までキレイなテーパードがかかっており、丈も短めに処理します。シャツをタックインして着ることを想定しているので、ウエスト裏に別布が貼ってあり、デニムの色がシャツに移らないよう工夫してあります」
——一番オーセンティックなモデルはどれですか？
「いわゆるストレートタイプも用意しています。リーバイス501に近いのですが、日本人の体型に合わせて、お尻の部分のタルミをそぎ落としてあります。日本人は外国人に比べて、お尻が出ていないし、姿勢も違いますからね。日本人の体型が一番キレイに見えるようにデザインされたモデルです」
——太っている人でも、スッキリと見えるモデルはありますか？
「“ボトムスリム”というモデルがおすすめです。これの特徴は、裾幅は15〜16cmと細いのですが、腰回りやワタリはゆったりと作ってあるところです。ほっそりと見えるのに、穿き心地はラクなのです」
——最近、ジーンズ・ジャケットが流行っていると聞きましたが・・
「ジージャンは定番アイテムとして用意してあります。いわゆるセカンドタイプとサードタイプという２つのモデル展開です。どちらもリーバイスのヴィンテージをモチーフとしていますが、丈はやや長め、幅はやや狭めにモディファイしてあり、現代的なシルエットとなっています。チノパンやウールパンツにも合いますし、タイドアップした着こなしもおすすめです」
——なるほど。どんなリクエストにも応えられるラインナップですね。
