Q
ジーンズに似合う靴はどんなものですか?
A
スニーカーはおすすめしません。レザー製のローファーがいいでしょう。

——カジュアルで特に穿くことが多いジーンズですが、これに合わせるのはどんな靴がおすすめですか?
「そうですね。このところのファッション界のトレンドは“逆張り”です。つまり、ドレッシーな装いには、カジュアルな靴を。逆にカジュアルな装いには、ドレッシーな靴を履いたほうが今っぽく見えるのです。ですから、ジーンズにスニーカーは、おすすめしません。このような、ややドレッシーなローファーを合わせるのがいいでしょう。短パンなどにも、似合いそうです。
スリップオンタイプの靴を履くときは、素足か、シューズインソックス(非常に短くて、靴を履くとまるで素足のように見えるタイプの靴下)を履くようにしてください。夏にローファーを履いて、しかも外からソックスが見える格好というのは、今は避けた方がいいですね」
——カジュアルで特に穿くことが多いジーンズですが、これに合わせるのはどんな靴がおすすめですか?
「そうですね。このところのファッション界のトレンドは“逆張り”です。つまり、ドレッシーな装いには、カジュアルな靴を。逆にカジュアルな装いには、ドレッシーな靴を履いたほうが今っぽく見えるのです。ですから、ジーンズにスニーカーは、おすすめしません。このような、ややドレッシーなローファーを合わせるのがいいでしょう。短パンなどにも、似合いそうです。
スリップオンタイプの靴を履くときは、素足か、シューズインソックス(非常に短くて、靴を履くとまるで素足のように見えるタイプの靴下)を履くようにしてください。夏にローファーを履いて、しかも外からソックスが見える格好というのは、今は避けた方がいいですね」
Q
では、スニーカーはどんなタイプのものがいいのでしょう?
A
クラシックなスポーツタイプで、白をメインにしたものです。

——スニーカーならば、どんなタイプがおすすめですか?
「来シーズンは、とにかくスニーカーが人気です。ウチのようなレザーシューズをメインに扱っているような店でも、スニーカーの比率は過去最高といえます。一時期流行った、黒や茶色のレザースニーカーではなく、もっと軽くて、白色がメインのカラフルなスニーカーが注目されています。いわゆるスポーツブランドのものではなく、ちょっとクラシックな雰囲気を持っているものがいいですね。こういったモデルを、アンコンのジャケットやカットソーに合わせると、実に今風のスタイルが出来上がります。例えばスーツやジャケット・スタイルなどでも、足元だけは、ちょっとハズす感じで着こなすとうまくいくと思います」
Q
いい靴を選ぶために、見るべきポイントはどこですか?
A
わかりやすいのは底と内側、そしてステッチです。
素人にとって、いい靴を見分けるのはなかなか難しいことだが、日高さんはとりあえず、この3ポイントをおさえておけばいいという。



——靴屋の店頭でいい靴を見分けるのは、素人にとってはなかなか難しいと思います。どういったところをチェックすればいいですか?
「これは確かに普通の方にはなかなか難しいかもしれませんね。どこに手間とコストをかけるか、メーカーそれぞれの哲学もありますから。しかし、それらを踏まえた上で、あえて言うと、まずわかりやすいのは“底”です。底に縫い目がないかどうか。底材を薄く切り起してから縫い、再び伏せて縫い目を隠す“伏せ縫い”は、とても手間のかかる仕様なのです。これをしていれば、ある程度以上の靴だということがわかります。
それからライニングの素材も重要です。ご覧のようなブラウンのベジタブルタンニンされた革が張ってあれば高級品です。コットンなどは避けましょう。切れてしまいますから。しかしメーカーによっては、変色を嫌って、クロームレザーを使っているところもありますので、一概には言えません。
最後はアッパーのステッチです。よく細かさを見る方がいますが、靴によってはワザと粗く縫うものもあるので注意が必要です。それよりも、曲がってないか、途中からピッチが変わっていないか、などをチェックします」
——なるほど、底のステッチはともかく、ラインングとステッチは、まだ少々難しいような気もします。
「いい靴を選ぶために一番大切ことは、いい靴屋を選ぶことですね。つまり店員がお客様の立場に立って考えてくれる店かどうか、ということです。靴屋へ行って試しに、『今、自分の履いている靴をどう思うか』と聞いてみてください。そこで頭ごなしに悪口をいったり、逆に無条件にホメたりするような靴屋はダメですね。それなりのコメントを返してきて、いつのまにか話が弾んでいるようなところがいいと思います。そういうことは、実は靴に対する深い知識がないとできないのです」