Q
「ストライプスーツに似合うシャツとタイは? またコーディネイトでは、どんなところに気をつければいいでしょうか?」
A
「無地のタイとシャツなら万能。ストライプ・オン・ストライプは“ピッチ”に気をつけます」
——無地に比べると、やや難しい印象があるストライプですが、どんなモノが合いますか?
「まずは、絶対に外さない鉄板の組み合わせをご紹介しましょう。ブルーの無地シャツに、ブルーの無地タイ。そしてホワイトのリネンチーフです。これならどんなスーツやジャケットでも、合わせられます。逆に言うと、この3つのアイテムは、男が必ず持っていなければならないものと言えます」
——ストライプのシャツやストライプのタイを合わせるのはNGですか?
「ストライプ・オン・ストライプは、ピッチを考えることが大切です。同じような幅と強さのストライプ同士を合わせると、ケンカして、印象が悪くなってしまいます。ストライプの幅を変えて、強弱を付けるようにすると成功するでしょう」
Q
「チェックのジャケットに似合うシャツとタイは? またコーディネイトはどんなところに気をつければいいでしょうか?」
A
「ジャケットの中の一色を拾って、シャツとタイに取り入れることです。また素材感まで合わせれば完璧です」
——チェック柄は合わせるのが難しいと言われますが、昨今店頭でよく見かけますよね。これは、どう着こなしたらいいのでしょう?
「チェックに使われている色を一色取り出して、それと同じ色のタイをするとうまく決まります。逆に言うと、新しくチェックのジャケットを買う際には、自分が持っているタイと同じ色が使われている柄を選ぶといいのです」
——素材を合わせるというのは、どういうことですか?
「こういった凹凸の多いジャケットには、やはりメッシュ素材やローシルク素材など、表面がざらざらした感じのシャツとタイを合わせると、しっくりまとまります。表面感を合わせるということですね。色柄以外に、素材を合わせるというのも、コーディネイトの基本なのです」
——チェック・オン・チェックの場合の注意点は?
「やはりピッチを変えることですね。チェック同士でも大きさが違えば、比較的まとまりやすいと思います。あとは同系色でまとめるということでしょうか」
——ビームスFには、チェックのジャケットが数多く揃えられていますね。
「はい、チェックのジャケットは本当によく売れますね。伝統的にビームスFは、ジャケット・スタイルに強いのです。ディレクターの中村をはじめ、皆ジャケット・スタイルにはこだわりがあります」