“DSウィーク”と名付けられたそれは去る5月の後半の週に行われた。ルーブル美術館から歩いてすぐのチュイルリー公園に4000平方メートルの大きな仮設のDSブースをつくり、DSに関連する様々のものを集め訪れる者にお披露目したのだ。
当時の車両はもちろん、その頃の写真を集めたフォトギャラリー、使われた映画のワンシーンを紹介するコーナーなどが用意された。スティーブン・スピルバーグの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、サイモン・ベイカー主演の連続TVドラマ「メンタリスト」あたりである。
また、週末の土曜日にはパリ郊外のリナ・モンテリにある伝統のサーキットでシトロエンDS生誕60周年イベントを行い、翌日の日曜日にはシャンゼリゼをDSでパレードなんてプログラムも催された。まさにDS一色のDSウィークである。
ちなみに、シャンゼリゼ通りにはシトロエンとプジョーのアンテナショップが構えているが、DSも昨年から“DSワールド”となるブランドショップを開いている。シャンゼリゼからは一筋奥に入るが、いつでも中に入れるので、パリに訪れた時には足を運んではいかがだろう。