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レクサス RX

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2リッター直4ターボエンジン

ではパワートレーンだが、これまでの2.7リッター直4と3.5リッターV6は姿を消し、それに変わって2リッター直4ターボがラインナップされた。200tだ。これはNXにも積まれるもので、イマドキのダウンサイジング化で生まれた。つまり、小排気量ターボでパワーを稼ぎながら省燃費にも長けている。ちなみに、タービンは自社製。その意味ではチカラの入った新世代ユニットに位置づけられる。

そしてもうひとつはお馴染みの450hと呼ばれるハイブリッド。3.5リッターV6ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたものだ。こちらは従来型をおよそ半年ばかりロングタームテストしていたので個人的にも慣れ親しんでいる。その見地からすると新型はやはりスポーティになった。これまでは少しダルなところがあり“アメリカン”なテイストを感じたが、今回はほとんどなし。NXのキビキビした走りと同等な味付けが施された。

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キビキビした走りを手に入れたハイブリッド

ちなみに、この辺のセッティングについてNXのときに主査にインタビューしたところ、「最近はアメリカでもキビキビした走りのSUVを求める声が大きくなっています」と言っていた。特にアメリカの自動車メディアはそこを高く評価するらしい。きっとRXのセッティングもそんなところを反映したのだろう。主戦場は北米である。

なんて感じの新型RXだが、この他にもトピックスは満載する。単眼カメラとミリ波レーダーでモニタリングするセーフティシステムや国内初となるITSコネクトもはじまるそうだ。まあ、そのあたりは国内発表後のお楽しみとしていただこう。とりあえず、レクサスの屋台骨はかなりいいデキであることは間違いなさそうだ。

九島辰也

九島 辰也 (くしまたつや)

モータージャーナリスト兼コラムニスト/ 日本カーオブザイヤー選考委員。「Car EX(世界文化社)」「アメリカンSUV/ヨーロピアンSUV&WAGON(エイ出版社)」編集長「LEON(主婦と生活社)」副編集長を経て、現在はモータージャーナリスト活動を中心に様々なジャンルで活躍。2015年からアリタリア航空機内誌日本語版編集長、2016年から「MADURO(RR)」総編集長もつとめる。

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