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NEW BMW5シリーズ

といった新型5シリーズなのだが、特徴はじつは他にある。至極単純に言ってしまえば、近未来的な装備のオンパレードとなった。

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ジェスチャーコントレール

具体的には、7シリーズで発表されたジェスチャーコントロールや音声入力、新世代のマルチカラーヘッドアップディスプレイ、イオン発生器やフレグランス機能など。ひとつ上の快適装備がデフォルトとなりオプションでも選べるようになった。

そして走りの面では予測的ドライビングアシスタントが目に付く。これはナビゲーションシステムでこの先の道路環境(市街地、カーブ、右左折専用レーン)を先読みし、それを制御系に反映するというものだ。ECO proモードを選択するとそれが機能する。減速ポイントが事前にわかるとムダな加速を制御する。

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これ以外では、既存のカメラを使ってスマートフォンに3Dビューで駐車環境を表示するのが新しい。離れた所からマイカーを監視できるのだから安心だ。安全装備用カメラを賢く使ったいい実例だ。近未来、盗難の多い車種には必要なアイテムとなるであろう。

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といったのが新型5シリーズの簡単なプロファイル。実際にステアリングを握り、こうして資料を読み返すと、このクルマが時代時代のベンチマークとなってきたのがわかる気がする。出しゃばりすぎず、しっかりと押さえるところは押さえているといった感じだ。いうなれば、これが5シリーズ!といった仕上がりである。

九島辰也

九島 辰也 (くしまたつや)

モータージャーナリスト兼コラムニスト/ 日本カーオブザイヤー選考委員。「Car EX(世界文化社)」「アメリカンSUV/ヨーロピアンSUV&WAGON(エイ出版社)」編集長「LEON(主婦と生活社)」副編集長を経て、現在はモータージャーナリスト活動を中心に様々なジャンルで活躍。2015年からアリタリア航空機内誌日本語版編集長、2016年から「MADURO(RR)」総編集長もつとめる。

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