資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルと投資談議に花を咲かせる、この企画。9月は特別編として、8月29~30日にかけて開催された、「第2回世界の資産運用フェア」の様子、加えて、以前、本コーナーにもご登場いただいた方々の近況をお伝えしよう。資産運用に敏感な読者ならご存知だろうが、世界を股に掛けた分散投資への関心・取り組みは、想像以上に高まっていた――。
「世界の不動産投資環境」
に触れられる2日間
株式会社資産デザイン研究所(代表:内藤忍)と株式会社ブープランが主催し、日本をはじめとする先進国から新興国まで、ワールドワイドな不動産投資、あるいは資産運用についてのノウハウを提供する、このイベント。今年2月に「第1回世界の不動産投資フェア」が開催され、大好評ということもあり、装いも新たに「第2回世界の資産運用フェア」として、8月29~30日に大手町サンケイプラザで行われた。
「今回は、紹介する投資対象を不動産から資産運用全体に広げ、選りすぐりの企業ブースをご覧いただけるようにしました。金融資産、実物資産、これまで日本でほとんど紹介されてこなかった最新の投資機会を紹介することで、将来のお金の不安を解消し、効果的な資産運用を実現する一助になればという思いです」と、内藤氏も開催への背景を語る。
両日には、内藤氏をはじめ、モーニングスター代表取締役の朝倉智也氏、不動産や建設、ホテルチェーン、医療法人、福祉事業などグループ年収100億円の企業グループのオーナーとして知られる、ビジネスプロデューサーの金森重樹氏、国内外の不動産コンサルティングを手がけ、「スリランカ不動産投資」のテーマでエンリッチにもご登場いただいた、FPコミュニケーションズ代表取締役の浦田健氏といった講師陣も招き、さらには国内外で不動産投資事業、金融商品を提供する企業が計25社出展。最先端の資産運用についてキャッチアップできる場として、2日間で700名を超える参加者が来場した。
このイベントの目的は、出展ブースに足を運び、セールスを受けることだけではない。不動産投資であれば、国や地域の特性、不動産投資事情、リスクやリターンについて学んだうえで、資産運用を検討できるということにある。しかも、アメリカや日本、東南アジア、欧州というように、幅広いエリアの実情がひとつの場所で収集できるので、手に入れた情報の比較もしやすい。実際、多くの参加者は複数のブースを回り、ふんだんに有益な情報を集めていたようだ。
不動産投資以外にも、証券やETF、クラウドファンディングなど、バラエティに富んだ金融商品についても知ることができ、これだけ充実度が高いマネーイベントは他で見られない。