ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今月のテーマは、銀行系のプレミアムカードの最新動向(1/3から読む)。具体的なカードを取り上げていこう。ーーー
銀行系のクレジットカード会社が
プレミアム系カードを扱うケースも
三菱UFJ銀行は、スーパー普通預金の利用でATM手数料が無制限、提携先コンビニATM利用手数料も優遇適用期間中2回まで無料、年間50万円以上の利用で三菱UFJポイントの付与率アップといった特典のある、「三菱UFJ-VISAカード」を発行しています。ただし、グレードは一般とゴールドのみで、プレミアム系は用意していません。
ただし同行の場合、グループ会社の三菱UFJニコスが「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」を発行しています。
年会費は2万円(税別)ながら、プラチナ・コンシェルジュ、空港ラウンジサービス、手荷物空港宅配サービス、ホテルや飲食店の優待などが付帯、さらには、三菱UFJ銀行を支払い口座に指定した場合、同行のスーパー普通預金(メインバンク プラス)」での取引において、ATM利用手数料(回数上限なし)、提携先コンビニATM利用手数料(3回まで)、三菱UFJダイレクト他行宛て振込手数料(3回まで)が、優遇期間中は無料。外貨キャッシュ購入レートの優遇など、三菱UFJフィナンシャル・グループ各社が提供する特典・割引もあるようです。
三菱UFJ銀行ではさらに、プラチナを上回るカードとして「Recognized VIP」という刻印がある、実質的にはブラックカードに相当するプレミアム系クレジットカードを上顧客向けに招待制で発行しています。
このカードの場合、基本的な付帯特典だけではなく、アメックスの最上位カードとして知られる「アメックス・センチュリオン」と同じく専任のコンシェルジュがつき、MUFGの迎賓館であり旧岩崎家高輪別邸の「開東閣」でのパーティといった、特別なイベントへの招待もあるようです。