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ベントレー、本社に新たな水リサイクルシステムを導入

news200221

ベントレー・モーターズは、クルー本社に新たな水資源のリサイクルシステムの試験導入に成功し、施設内の持続可能性を向上させるさらなるステップを踏み出した。

同社は最も持続可能性のある高級自動車メーカーになることを目指している。カーボン・トラスト社からカーボン・ニュートラル認証を受け、さまざまな技術に投資を続け、水の使用量やエネルギーの使用量、相殺されるCO2排出量のさらなる削減を目指している。

施設内に数多くの逆浸透処理装置を設けており、製造プロセスで使用する水でも、高品質塗装仕上げに影響を及ぼす恐れのある汚染物質を除去している。このプロセスでは、高圧ポンプを使用して処理用水から汚染物質を分離し、純水を生成する。

これまでは、逆浸透処理に送り込んだ3リットルの処理用水から必要なレベルの純水を1リットルしか生成できなかったが、新しいリサイクルシステムを導入した結果、この残りの2リットルを工場および施設を清潔な状態に維持するために処理し、使用することができるようになる。

この取組について、製造担当取締役のペーター・ボッシュ氏は、次のようにコメント。「英国・クルーの当社施設では、世界中に輸出する高級自動車をデザインし、設計、製造しています。多くの製造プロセスで水は重要な役割を果たしますが、天然資源でもあるため、消費を削減し、可能な限り再利用することが当社の哲学からも重要です。当社が導入した新しいリサイクルシステムは、最高品質の自動車を製造するという目的を達成するのに寄与します。」
「当社の計画では、2020年は35万リットルを超える水が回収できると予測しており、現在、その全量を設備の維持に使用することができます。例えば、当社では毎日16マイル(25.8キロメートル)以上の施設内の通路を洗浄して工場が清潔な状態であるよう維持し、さらに植物や庭を丁寧に世話しています。」

また、同社は今後さらに多くの水資源を取り込むため、雨水の利用を目指すという。

エンリッチ編集部

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