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新型コロナウイルスをめぐる対応 3/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。5月最後は、新型コロナウイルスに対するクレジットカードの対応を取り上げる。(1/2から読む)ーーー

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クレジットカード会社は
支払いの猶予などで対応

新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言や自粛要請に伴い、収益の見通しが立たない、資金繰りが厳しいという事業者も少なくありません。国や自治体による融資、補助・助成制度はしっかりと活用したいところです。

一方、新型コロナの影響で収入や手元資金が減り、クレジットカードの支払いが厳しくなることもあります。自分自身は大丈夫でも、周りの方や従業員はそうでないかもしれません。各社では以下のような対応をしているので、周知していただきたいと思います。

まずは、支払いについて。クレジットカード会社に相談すれば、引き落としの延期や返済回数の延長などの対応をしてもらえる可能性があります。各社では専用の相談窓口の設置や、公式サイトなどで相談を募っているので、まずはチェックしてみることです。カード裏面記載のコールセンターに電話しても構わないでしょう。仮に相談をしないまま引き落としができないとなると、クレジットヒストリーに傷がつくので、注意してください。支払いの猶予は東日本大震災の時にもあったので、今回も同様の施策がとられると思います。とはいえ、基本は個別対応なので、各社にアクセスすることです。

一方で、営業自粛で影響を受ける業務・サービスもあります。コールセンターやコンシェルジュサービスは電話がつながりにくくなったり、回答に時間を要することも。審査部の人員が減るとカード審査や発行が遅れ、プライオリティパスをはじめとする付帯特典関係の配送物も遅延するかもしれません。クレディセゾンであれば、セゾンカウンターでの新規カードの受け取り、メールでの問い合わせ受付は中止しています。

また、クレジットカードにはカード付帯の保険や補償があります。おそらく、コールセンターは混雑しているので、公式サイトの「よくある質問」を確認することをお勧めします。

菊地崇仁

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