シンガポール以外の東南アジアは厳しい状況
周囲では1回目でもそれなりに副反応がある人もいましたが、幸い私の場合はほとんど何の症状もなく翌日には日課にしている1時間の筋トレと10kmのランニングを行いましたが、運動後も何の違和感もありませんでした。
日本もようやくシンガポールと同じく2種類のmRNAベースのワクチンを承認して、接種が加速してきているようですが、残念ながらアジアではこの2ヵ国以外ほとんどmRNAベースのワクチンを接種できていません。
インドネシアやフィリピンでは中国政府から無償提供を受けた中国産のワクチンを大規模に接種していますが効果に乏しく、デルタ株を中心とした変異株が広がった今年の4月以降は両国ともに毎日1万人以上の新規感染者数を出す日が多くなっており、死者も連日数百人に上っています。
この2ヵ国以外も、マレーシアでも5月後半以降に過去最悪の死者数を連日出しており、強固なロックダウンに追い込まれてしまっています。さらに、これまでほとんど新型コロナで被害を出してこなかったタイやベトナムでも変異株を中心に急拡大しており、タイでは連日数千人、ベトナムでも連日数百人の感染者を出してしまっています。
シンガポールは東南アジアのハブとしてここまで発展してきましたが、チャンギ空港を中心とするハブ機能も周辺国がこうした状況ではなかなか発揮する機会が訪れなさそうです。私たちもシンガポールという狭い島国に閉じ込められる生活も1年を超えてさすがに飽きてきました。英国がシンガポールを数少ない最もリスクの低いグリーンレーンとして認定していて、渡航前にPCR陰性であれば隔離無しで入国できるようになったので、年後半は英国に渡って向こうで生活しようかと考え始めています。
岡村聡 著
『世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣』
KADOKAWA 1,540円(税込)
日本とシンガポールで、超富裕層を対象にファミリーオフィスを経営する著者が、「本当の富裕層」から学んだ、お金を使いこなし、豊かな人生をおくる術を解き明かす一冊。
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