リーダーズクラブで
さらなる特典も
ちなみに今回の宿泊ですが、もうひとつのホテル会員プログラムも併用しています。それが、世界80カ国以上400軒以上の高級ホテルが加盟する「リーダーズクラブ」です。
これは、「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」に加盟するホテルを対象に、様々な特典が得られるプログラムで、日本国内であれば「ホテルオークラ東京」「インペリアルホテル東京」「パレスホテル東京」が該当、その他の国でもラグジュアリーブランドのみが名を連ねています。
リーダーズクラブ会員では、年会費150USDの「リーダーズクラブ」、年会費1200USDの「アンリミテッドメンバー」を用意。異なる2軒以上の加盟ホテルに5回または4回滞在すると無料宿泊が1泊分獲得できたり、無料ブレックファースト、1カテゴリー上の部屋へアップグレードといった特典が利用できます。対象ホテルの利用が多いなら、加入しておくといいでしょう。私の場合、ホテルでカードを提示することにより、無料宿泊につながる実績を獲得できました。
ところで、このリーダーズクラブ。年会費が有料なのがネックなのですが、私は実質、無料で会員資格を有しています。それは、「アメックス・プラチナ」ホルダーであれば、別途申し込むことで会員資格を得られるからです。
同カードでは、SPGの「ゴールドプリファーゲスト」、アコーホテルズの「ルクラブアコーホテルズプラチナ」、カールソン レジドールホテルズの「クラブ・カールソンゴールドエリート」資格が無料で登録できることで知られていますが、「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」も含まれます。別途申し込みが必要なのですが、アメックス・プラチナのホルダーであれば、こういった優待特典は見逃さず使いたいものです。
このように、高級ホテルを中心に付加価値の高い会員プログラムは多く用意されていますし、ブラック・プレミアム系カードを持つことで、上級会員資格を得られます。いずれ、ホテルプログラムについては詳しく紹介したいと思いますが、いま一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。ホテル以外にも、思わぬ付加価値の高い得点が見つかるかもしれません。私も、皆さまにとってお役に立つ情報を発信していきますので、次回からもよろしくお願いいたします。
客室のアップグレード特典を利用することで、満足度の高い体験ができる、ホテル会員プログラム。ハイクラスのカードにはサービスが付帯しているケースが目立つので、余すことなく使いたいものだ。
それでは菊地氏の言葉通り、次回からもより密度の高い話題をお届けしていくので、こうご期待を。
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。2013年、All About「ポイント・マイル」のガイド、ザイ・オンライン「人生を5%豊かにするクレジットカード活用術」のコラム、ペイメントナビへの記事提供を開始。2014年から東京バーゲンマニア「お金の貯まるカード活用術」のコラム、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへの記事提供を行っている。ポイント・マイレージに関して、テレビ・雑誌等でも活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)』、『得するポイント(カード)の貯め方・使い方 (日本監督協会)』。ポイ探