ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今回は、世界初の「ロック機能」を搭載したクレジットカードを紹介するとともに、カードやモバイル決済と取り巻くセキュリティ事情に触れよう。ーーー
エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。
前回は、羽田空港第2ターミナル「ANA LOUNGE」内にある「スター・ウォーズANA キッズラウンジ」を取り上げました。同空港だと第1・第2ターミナルの出発ロビー、JALの「さくらラウンジ」にはキッズスペースは既にありましたが、昨年8月にANA LOUNGEにも登場した格好です。これにより、ファミリーの旅行で待ち時間に悩まされることは、かなり減ったように思います。3月にもなると行楽シーズンが訪れますが、ぜひご活用ください。
「のと里山空港」と近隣自治体がコラボした、お得な助成金制度も紹介しました。こういった「隠れた」サービスはまだまだあるようです。交通費や宿泊費を抑えられると、食事など他を豪華にできるでしょうし、トラベルの付加価値を上げるのに便利ではないでしょうか。
カードフェイスに液晶がついた
最先端のクレジットカードが登場
本題に入ります。今回は、1月に三井住友カードと米Dynamics Inc.が提携し、2018年に日本市場で展開する予定の新たなカードを紹介しましょう。
ご存知の通り、三井住友カードは三井フィナンシャルグループ傘下のカード会社です。国際ブランドはVisaで、一般からプラチナまで幅広くクレジットカードをラインナップしています。
一方、Dynamics Inc.は2009年に米国に設立された企業で、カード、プロセシング、モバイル決済の3事業を主に手掛けています。カード事業では欧米やアジアの金融機関と提携、プロセシング事業ではカナダ大手金融機関と提携、モバイル決済では韓国大手携帯キャリアを提携するなど、グローバルに事業を展開し、各国のニーズに合った商品開発を行っているようです。本社はピッツバーグにありますが、アジア太平洋地域本部はシンガポール、中南米本部はブラジル・サンパウロ、欧州中東本部はニューヨークにあり、日本には現地法人としてDynamics 株式会社が所在しています。
そんな両社が、米国ラスベガスで開催した世界最大規模のエレクトロニクスショー「CES(Customer Electronics Show)2018」会場で発表したのが、世界初「ロック機能付きクレジットカード」の「MAMOREAD(マモリード)」を今年日本市場で展開するという計画です。