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銀行系プレミアム系カード最新動向 2/3

この4月から、新たなサービスを始めたのは、みずほ銀行です。アメックスと提携して、みずほ銀行の顧客専用に「プラチナ・カード」の発行を始めました。ちなみに、アメックスが発行するプラチナ・カードにおける提携は日本初の取り組みだそうです。

同カードでは、カードフェイスの表にアルファベットで「MIZUHO」の刻印があり、「アメックス・プラチナ」のサービスに加え、みずほ銀行の会員制サービス「みずほプレミアムクラブ」の各種特典も提供されます。同クラブはみずほ銀行などに1000万円以上を預ける顧客が対象で、クラブ会員、もしくはこの条件を満たした場合にインビテーションが送られてくるのだと思います。年会費は税込みで14万400円です。

アメックス・プラチナといえば、プラチナ・コンシェルジュをはじめ、ホテルの上級会員資格、フリー・ステイ・ギフトなど、ハイクラスの付帯特典が揃っていて、とりわけトラベル系のサポートはかなり充実しています。加えて、みずほプレミアムクラブでは、資産運用のコンサルティングサービス、ATMや振込手数料の優遇、貸金庫やホームセキュリティの優待、健康相談や介護施設の紹介、サロン・スパの予約代行、冠婚葬祭、住まい、ショッピング、旅行、イベントに関するサービスなどをラインナップ。両者が組み合わさることで、生活や資産運用、みずほ銀行にまつわる手厚いサービスが実現します。

なお、みずほ銀行には、クレディセゾンとアメックスが提携したプラチナカード「みずほセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」もあります。こちらもインビテーション制ですが、年会費は2万円(税別)とリーズナブル。ただし、プロパーのプラチナ・カードに比べると、サービス内容はかなり制限されます。

ーーー銀行サービスの優遇と組み合わせた、プレミアム系クレジットカード。各行の顧客であれば利便性の面でメリットはあるだろう。次回、7月最後のエントリーでも引き続き具体的なカードを紹介しよう。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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