三菱UFJ銀行に近いアプローチをしているのは、三井住友銀行です。同行ではグループ会社の三井住友カードが「三井住友VISA SMBC CARD」、セディナが「SMBC JCB CARD」を発行していて、クレジットカードの利用があると条件付きで三井住友銀行のATM・振込手数料無料、クレジットカードの年会費も無料になります。ただし、ラインナップは一般カードとゴールドカードのみで、プレミアム系はありません。
準大手のりそな銀行でも、関連のりそなカードがクレジットカードを取り扱っています。カード決済だけではなく、一部カードは給与や年金の受け取り、カード代金の引き落とし、投資信託の保有やつみたてNISAの購入など、銀行取引でもポイントが貯まったりステータスが決まるのが特徴で、貯まったポイントはポイントやマイルに交換、ステータスに応じてりそなグループや提携先コンビニのATM利用手数料が無料・優遇、ポイント還元率がアップします。
りそなカードでは、JCBやVISAが国際ブランドの一般・ゴールドカード、さらには最上位として「りそなVISAプラチナカード」もあり、同カードではコンシェルジュデスク、年に1回、食品や工芸品、無料食事、ホテルラウンジ・バー、イベント・パーティ招待、フラワーギフト、プライオリティ・パスなどから選べる「りそなメンバーズセレクション」、トラベル系の特典が充実しているばかりか、遺言信託、資産承継信託、貸金庫といったサービスも。他行のプレミアム系クレジットカードと同じく、手厚い付帯特典と銀行サービスの優遇が受けられるといった内容です。
このような取り組みはメガバンクだけではなく、地方銀行でも行われていて、顧客にとっては利便性やメリットをもたらします。銀行系サービスでも優遇を受けたいなら、選択肢に加えていいかもしれません。