ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。9月のトピックは、「トラベル系特典」。便利であったり、旅行や出張の付加価値を引き上げるサービスを取り上げよう。ーーー

エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。前回は銀行やコンビニ、ベンチャー企業が取り組む、モバイル決済の最新動向をお伝えしました。キャッシュレスは世界的なトレンドで、日本政府も積極的な姿勢を示しています。民間もこれに歩調を合わせた格好というわけです。日本人は先進国のなかで類を見ないほど現金主義者が多いので、国民の意識を変えるのは大変でしょうが、今後は官民連携で推進していくことは間違いありません。皆さんのビジネスやプライベートにも深く関わるホットなトピックですから、これからも最新情報をキャッチアップのうえ、紹介していきます。

レンタカーにも非接触のサービスが登場
待ち時間が大幅に短縮される

さて、9月のテーマは「トラベル系の特典」です。まずは、夏に北海道へ出かけた際に私が利用した「タイムズ カー レンタル」の「ピッとGo」について取り上げます。

今回の旅行は貯まったJALマイルで航空チケットを取り、現地の移動はレンタカーという内容でした。そこで使ったのが、駐車場運営やカーシェアリングなどを手掛ける「パーク24グループ」の「タイムズモビリティネットワークス」が提供する「ピッとGo」でした。

これは、タイムズクラブ、またはタイムズカードプラス会員向けのサービスで、事前にウェブか店頭で免許証情報を登録すれば、パソコンやスマホでレンタカーを予約し、利用当日は会員カードをもって店舗へ行き、カードリーダーに会員カードをかざせばすぐに出発、戻ってきたときも同様ですぐに返却ができます。店舗での待ち時間がかなり短縮できるので、夏や秋の行楽シーズンにはかなり重宝するはずです。

そんな「ピッとGo」にはJALと提携した「JALピッとGo」があり、私が使ったのはこちらで、事前に同意・登録すればJALカードまたはJMBカード（IC機能付き）をかざすだけで手続きが完了できます。千歳空港店で利用したところ、対応カウンターからとてもスムーズに車の受け渡しができ、ストレスはまったくありませんでした。同サービスは他にも、羽田空港、成田空港、那覇空港、福岡空港でも利用できます。