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エアライン各社の新たなる取り組み 3/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今月最後のエントリーでは、マイルにまつわる、エアライン各社の新施策を紹介する。(1/3から読む)ーーー

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JAL特典航空券のサービスが
2018年12月から一部変更

獲得したマイルで航空チケットを手に入れる「特典航空券」は、付加価値の高いサービスとして人気があります。これを目的にクレジットカードを保有・利用するホルダーは少なくありません。

そんな特典航空券ですが、新たな取り組みとして一部サービスを変更するのがJALで、2018年12月から、「JAL国際線特典航空券PLUS」といったサービスを導入すると発表しました。

これまで、JALマイレージバンクの会員は特典航空券の空席がある日程のみを予約でき、空席がない場合はキャンセル待ちの扱いでしたが、同サービスの開始後は、キャンセル待ちとなる日程でも追加マイルを利用することで予約できるようになります。なお、追加マイルは予測残席に応じて変動し、ホノルル行きのエコノミークラス(片道)の場合、基本2万マイル~PLUS利用時の最大マイル数として11万4000マイルとなっています。

なお、予約時に必要な基本マイル数に変わりはありません。一部路線においては基本マイル数を従来よりも少なく設定するようで、お得になるケースも。具体的に、日本からシンガポールであれば、片道1万7500マイルが1万2000マイル、日本~ホーチミン便は片道1万7500マイルが1万3000マイル、日本~フランクフルト便は片道2万7500マイルが2万3000マイルになります。ただし、ファーストクラスはPLUSの対象外で、エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネスクラスは新サービス導入に伴いキャンセル待ちはできなくなり、予約変更も不可能になります。

しかしながら、会員にとっては特典航空券を利用できるチャンスが広がり、追加マイルを使うことでスピーディに予約確定ができるようになり、旅程を立てやすくなるでしょう。

これに加え、JALは2018年10月4日より、国内特典航空券の予約申し込み期限を搭乗日前日まで延長しています。変更前までは新規申し込み・変更受付期限は搭乗日の前日から起算して4日前まででしたが、新規予約申し込みがしやすくなった格好です。

菊地崇仁

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