菊地崇仁プレミアム系クレジットカードは
イベントを中心とした特典を充実
クレジットカードが年会費を据え置いたまま、上級カードのイベントをはじめとしたサービスを充実させるのには理由があります。
そもそも、年会費無料の一般カードを作ったものの一度も使わないという人はいても、プラチナカードのホルダーにはエグゼクティブが多く、カード利用に積極的です。かつ、決済する金額も大きいので、カード会社にとっては優良な顧客。そういった層に対してサービスを拡充するのは当然のことかもしれません。よって、2019年以降も一般・ゴールドカードとプレミアム系クレジットカードの差別化戦略には拍車がかかると思われます。言い方を変えると、ホルダーにとってはお得で付加価値の高いカードや個別のサービスが提供されるというわけです。
ーーー今後も魅力的なカードの登場、サービスの拡充が期待できるプレミアム系クレジットカードのジャンル。各社の動向に注目したい。そして、次回特別編の最後は、決済インフラに関するトピックを取り上げよう。
菊地 崇仁 (きくち たかひと)
株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社（現NTT東日本）入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド（インプレス）」他。
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