菊地崇仁特別措置も実施されているようです。例えばアメックスでは、通常のキャンセル・プロテクションに追加して、新型コロナに伴う自粛要請や渡航禁止によりキャンセルした旅行・イベントなどのキャンセル費用に対して、1請求当たり1万円をアメックスが負担します（条件あり）。プレミアム系クレジットカードであれば、カード会社が主催するイベントの中止・延期もあるでしょう。これらの対応も含め、カード各社の公式サイトなどでお確かめください。
携帯電話各社にも触れておきます。NTTドコモ、KDDI（au）、ソフトバンクの大手3社などは、支払期限が2020年2月末以降になっている料金について、申し出があると5月末まで支払い期限を延長します。各社公式サイトに連絡先が明記されているので、希望者は確認してください。ただし、コールセンターは時差出勤や出勤社員の制限などにより人員が減っていて、つながりにくいようです。ショップについても営業短縮がなされています。いずれにしても、携帯の料金プランの変更などは、公式サイトから手続きができます。なるべく、自宅で済ませましょう。
各種サービスに対する取り組みもあります。NTTドコモなら、3月中に失効したdポイントは4月に再進呈。25歳以下のユーザーに対しては、1㎇追加オプションやスピードモードを50㎇まで無償化しました。同様の取り組みは、auやソフトバンクも実施しました（すでに終了している対応もあり）。
このように、新型コロナに対しては、さまざまな事業者が顧客支援の取り組みを行っています。要点を押さえ、困っている人が周りにいたら教えてください。
菊地 崇仁 (きくち たかひと)
株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社（現NTT東日本）入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド（インプレス）」他。
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